皮膚を再生する医療

皮膚の再生をする医療というと、「再生医療」があります。これは、事故や病気によって身体のある一部を損傷したり、欠損したりしたときに、薬(クリーム)や人工素材をつかって、皮膚を再び蘇らせることを目的とする医療の方法です。再生医療の治療によって自分の細胞や組織が再生されるために、よく起こりがちな拒絶反応もなく、ドナーを持つことも必要ないというのが特徴です。

皮膚の再生〜やけどが治る?

皮膚の再生というと、多くの方はまず「やけど」をイメージするのではないでしょうか。火傷といっても深度が3段階あり、T度は表皮までの炎症で、皮膚が赤みをおびヒリヒリ痛みを伴う程度で跡も残らず、数日で完治する程度。丁度、真夏の強い日焼けのようなものです。U度は真皮まで及んだ状態で、水ぶくれができ、痛みがあらわれます。V度となると、重症で皮下組織まで達してしまった状態で、皮膚がひどく破壊されて後に残るケースです。だいたい身体の10%を超えると命の危険があります。このような真皮の深い部分や皮下組織まで達した重度のやけどの修復ができるのが、真皮細胞を培養してシート状にした「培養真皮」というものです。培養真皮を火傷した部分に貼り付けることで、培養真皮の生きた細胞から細胞因子が放出され、皮膚の再生が始めるというしくみです。

皮膚の再生にきく化粧品や食べ物

やけどの皮膚の再生で有名になったこの技術はいまや、アトピー性皮膚炎や老化肌にも対応していて美容業界にも大きな変動をもたらし始めたようです。培養真皮に必要とされる、ヒアルロン酸やL−アルギニンなどの成分が含まれた美容液や化粧品が開発されています。私たちの日常生活においても自分で皮膚の再生しようと思えばできるものです。それはビタミンなどの栄養素を食べ物から積極的に体内に取り込むということです。表皮細胞の再生を助けて、皮膚の粘膜を健康に保つために欠かせないビタミンは、ビタミンAがあります。また体内でビタミンAに変化する「βカロチン」もたくさんとるといいです。また、皮膚の再生を助ける栄養素 「ビタミンB9(葉酸)」はパセリ、海藻、ブロッコリーなどに含まれているので、たくさんとるといいでしょう。

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